ペーパークイリング『クローバー』のトピックス

　クローバー(白詰草)は、江戸時代にオランダから輸入されたガラスの器の破損を防ぐための緩衝材として日本に入ってきました。箱に詰められた草から『詰草』という日本語が誕生し、白い花をつけることから『白詰草』と呼ばれるようになりました。

　葉は3枚からなるが、変異体としてまれに4枚以上の葉をつけることがあり、2〜18枚の葉をつけるという文献もあります。

　とくに4枚葉の『四つ葉のクローバー』は幸運の象徴として扱われていますが、これは、アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックが、3枚の葉を『信・望・愛』にたとえ、4枚目を『幸福』と説いたことが由来と言われています。そして、5つ葉のものは『金運』、六つ葉のものは『地位や名声を手に入れる幸運』、七つ葉のものは『九死に一生を得る幸運』を表すとも言われています。

　食べられる野草としても知られ、花は優秀な蜜源植物として、濃厚な蜂蜜も得られます。