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ファブリックアレンジメント『リース』のトピックス
始まりも終わりもない永遠の象徴「リース」
リースは、古代ローマ時代に祭事における女性の冠、功績のあった人への賞として使用されたことが始まりとされ、特に月桂樹(ローレル)の冠は勝者や芸術家・詩人が頭上にいただいたものとして有名で、現在でもマラソンの勝者に贈られます。
リースは、始まりも終わりもない円形であることから『永遠の象徴』とされ、飾る素材によって異なる願いが込められています。
常緑樹の小枝で作られたリースには「強い生命力の象徴」として、健康や命の輪廻、永遠、平和、幸福の願いが込められています。
モミの木など針葉樹などで作られたリースには「災いから家族を守るもの」として、針葉樹が持つ抗菌殺菌防虫作用から魔除けとして扱われます。
松ぼっくり、木の実、姫リンゴ、麦の穂などで作られたリースには「豊作」の願いが込められています。
玄関に飾ると「家族全員がいつも無事に家に帰って来られるように」という、おまじないにもなるそうです。
▲ トルクァート・タッソ*
▲ 玄関に飾られたリース
▲ 果実で作られたリース
*トルクァート・タッソ Torquato Tasso 1544 - 1595
ローマ時代、詩作は体育競技と並ぶ競技でした。桂冠詩人の称号を与えられた中世イタリアの詩人タッソの肖像画にも、月桂冠を着けた姿が描かれている。
ローマ時代、詩作は体育競技と並ぶ競技でした。桂冠詩人の称号を与えられた中世イタリアの詩人タッソの肖像画にも、月桂冠を着けた姿が描かれている。